第13回国際学会 ―― 機能性・医薬食品 ―― 京都府立医大主催
下記機関との共同研究による結果発表:
北里環境科学センター (日本)
いわき明星大学、薬学部(日本)
食科学部、ロトガー大学(アメリカ)
ウエルジェン, Inc.(アメリカ)
台湾大学(台湾)
Functional Foods in Health and Disease (アメリカ2013年6月)
Food
Science & Human Wellness (中国創刊号2012年11月)
Molecular Nutrition and Food Research (ドイツ2013年1月)
Food & Function(イギリス2013年4月)
32年前、6種類の柑橘果皮エキスを調合し完成されたエキスとそれぞれの柑橘果皮エキスが安全性評価テストの為、イギリス、ハンチンドン研究所に送られた。テストは主に毒性の評価であり、例えば、発ガン性、光毒性、急性・亜急性の毒性検査等であった。
様々な薬理作用を持つ最も効果的な主要成分として過去20年間の研究の結果、既に医薬品成分として使用されているナリンジンやヘスペリジンなども含み、PMFやPHFとして知られているフラボノイドを豊富に含有している事が判明した。これら成分は唯一柑橘果皮に含まれる成分である。初期の研究から作用機序として、量依存的に炎症マーカーとして知られるNOやTNF-αの分泌を減少させ、iNOS遺伝子発現やNFκBの核転移を抑制し、結果をもたらしている。TPAにより発症させた皮膚炎症においてもこの調合された果皮エキスは炎症のパラメーターとして知られるiNOS、COX-2、ODCを顕著に抑制した。
これらの結果から調合された柑橘果皮エキスがin vitro及び動物実験において炎症を抑制する事が判明した。また、炎症の抑制、酸化ストレス、DMBAによりもたらされた皮膚癌等のマウスモデルを使った研究などから予防的化学療法を引き起こしていると考えられる。この調合された柑橘果皮エキスは炎症から発症する発ガンを予防するという革新的で機能性の高い自然が生み出した商品である。